FXとの出会いと失敗談

FXはインターネットの発展と共に、私達個人投資家の間でも急速に浸透してきました。

以前は機関投資家のみでしたが、1990年代後半からネット証券が勢力を伸ばすのに乗じて、少しずつ取り扱うようになった印象があります。私はFXの存在を一冊の新書で知りました。

その頃は株取引しか投資を知らず、テクニカルばかり勉強していましたが、偶然手にに取ったその本にはニュージーランドドル/日本円の為替取引で金利差を利用したスワップポイントで利益を蓄えようという内容でした。当時の私には信用取引の何倍ものレバレッジを掛けて、買い建てするだけで毎年10%以上の金利を得られる手法があることに驚きました。

またニュージランドは農業国で為替レートが大きく変動する心配がなく、安定的に資産運用ができるという触れ込みが書かれていました。2000年代前半でしたが、この時期は日米間で政策金利に差があり、ニュージーランドやオーストラリアはアメリカドルとの力関係との兼ね合いから高い金利を付けていました。

まだ学生だった私にはそうした因果関係が見えず、本の通りに投資していました。実際のところ始めた当初はまだスプレッドが大きく、取引ごとに手数料を取られ、今とはかなり投資家にとって不利な環境であったと思います。

それでも毎日スワップポイントが付くのが嬉しく、投資家気分でした。ところが2007年のサブプライムショック辺りから円高になり、リーマンショックによって想定より早い円高になって防衛ラインを突破、これまで築いてきた資産の大半を失いました。将来的には最安値を下回っても耐えうるように資産の防衛ラインを決めていましたが、あまりの急落に対応できませんでした。すぐ戻るだろうと楽観的だったのかもしれません。

実際に事が起きると何も行動できないころが分かりました。この失敗を機に、一つの銘柄に頼るのはやめました。それからはなるべく分散、買うタイミングも分散、相関関係も調べ、影響が薄いように振り分けました。まだ築いている途中ですが、これから先また同じような不景気になっても今度は対応できることでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です